朝のテレビ朝日系ワイドショーである「羽鳥慎一モーニングショー」にレギュラーコメンテーターとして出演されている玉川徹氏について、いつからヤフーニュースなどで取り上げられるほどの影響力を持つようになったのか?気になった人は私だけではないと思います。
Wikipediaなどを見ても玉川徹氏はテレビ朝日内においても「解説委員」という特別職でもないようです。
そこで、玉川徹さんのテレ朝内の役職は一体何なのか?組織図などから色々調べてみました。
この記事では玉川徹氏の役職やどういう背景があって解説委員という立場ではないのにもかかわらず、レギュラーコメンテーターとして出演しづつけているのか?についてまとめています。
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テレビ朝日の組織体系(抜粋)
- 総合編成局
- 営業局
- 総合ビジネス局
- 報道局
- スポーツ局
- 広報局
- 技術局
- ネットワーク局
- 総務局
- 人事局
- 経理局
- 経営戦略局
- 番組審査室
- コンプライアンス統括室
玉川徹氏はテレビ朝日報道局の局員
テレビ朝日の報道局にはさらに以下の部に分類されます。
- コメンテーター室
- ニュースセンター
- 報道番組センター
- 情報番組センター
- クロスメディアセンター
- 編集資料センター
- 報道業務部
報道局の局員という位置付けなのですが、玉川徹氏のTwitterを見ると「テレビ朝日でディレクター兼リポーター兼コメンテーターをしています」と記載されています。
ということは、テレビ朝日の社員ではあるものの特別な職務として報道局に属していると思われます。
コメンテーター室所属という気がしますが、ご本人が否定されているようです。(引用:Wikipedia)
『日刊スポーツ』2019年7月28日付文化芸能面「日曜日のヒーロー」向けの取材を受けた際には、当時本ページに記載されていた「コメンテーター室コメンテーター」という肩書が間違っていることを指摘した上で、テレビ朝日に「平社員」(一般職の局員)として勤務していることを強調。名刺には「テレビ朝日 玉川徹」とだけ記しているものの、局内では職制上、「『羽鳥慎一モーニングショー』スタッフ」という肩書を用いていることも明かした。
玉川徹氏は解説委員ではない
玉川徹氏はテレビ朝日の「解説委員」ではありません。
よく、ワイドショーや情報報道番組を見ていると“〇〇テレビ解説委員”という肩書のコメンテーターが出演しています。
例えば朝の情報番組日本テレビ系「スッキリ」には日本テレビ報道局社会部デスクで横浜流星さんの大ファンでもある下川奈美さん、夕方のニュース番組TBS系「Nスタ」にはTBS報道局解説・専門記者室長の牧嶋博子さんもかつては報道局解説委員という肩書でした。
解説委員とは平たく言うと番組に出演してニュースの各分野について解説する自社の社員の肩書です。
比較的、社内でも幹部やそれに該当する特別職の人がつくことが多いです。
テレビ朝日にも解説委員はおり、「ワイド!スクランブル」などに出演されている川村晃司さんは正式な解説委員とされています。
ということは玉川徹氏も毎日「羽鳥慎一モーニングショー」に出演しているので解説委員なのか?というと実は違います。
番組を見ているとわかるのですが、玉川徹氏が映ったときに紹介されるプロフィールには「テレビ朝日社員 取材生活30年 政治や経済を独自目線で伝える」などとあり、“解説委員”という肩書は見当たりません。
テレビ朝日では解説委員を「コメンテーター」と称して、2015年4月から報道局コメンテーター室が新設された。
これによればテレビ朝日でコメンテーターとして正式に表記、紹介されないということは報道局コメンテーター室には所属していないという論理で間違いありません。
ただですね、先ほど紹介した通り、ご本人のTwitterのプロフィールには「テレビ朝日でディレクター兼リポーター兼コメンテーターをしています」と記載されているんですね。
おそらくこれはテレ朝が定めている「コメンテーター=解説委員」という意味ではなく、一般的な意味合いとしてコメンテーターという意味でおっしゃっていると思われます。
ちょっとこれに関してはよくわかりませんね。
もともと何をやっていた人?
タレントさんと違ってテレビ局の社員が急にコメンテーターとして出演すると「この人誰だっけ?」てことがよくありますよね。
もちろん、頻繁に見ていると「あ、局アナだ」とか「〇〇編集員」だなど記憶に残りますが意外ともともとどんな番組を担当していたのか?何をやっていなのか?など経歴については知らないことが多いと思います。
玉川徹氏も例外ではなく、今でこそ「羽鳥慎一モーニングショー」のレギュラーコメンテーターとして広く認知されていますが、元々は「内田忠男モーニングショー」のADや「スーパーモーニング」のディレクターをされていました。
まぁ「モーニングショー」は日本で初めて放送されたワイドショー番組というだけあって、羽鳥慎一さんの前にも内田忠男、渡辺宜嗣など多くの司会者が担当していますが、このテレビ朝日の月曜から金曜の8:00~9:55という時間帯に長く携わっているのが玉川徹さんなわけです。
テレビ朝日の朝のワイドショー枠を良く知っているスペシャリストということですね。
だからこそ解説委員という特別職でないにもかかわらず、レギュラーコメンテーターとして出演し続けているのだと思われます。
他のワイドショー、情報番組と違って「モーニングショー」枠の歴史が長いことが大きく関係しているのではないでしょうか。
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なぜアンチが多いのか?
モーニングショーのスペシャリストだけあって玉川徹氏の発言には批判も多く見受けられます。
ヤフーニュースなどを見ているとわかりますが、読売新聞グループのスポーツ報知は「羽鳥慎一モーニングショー」での玉川さんの一挙手一投足を取り上げています。
これは朝日と読売という正反対の論調の新聞社同士なので仕方ないのですが、アンチが多いのはそれだけではないようです。
視聴率が高い
㊗️羽鳥慎一モーニングショー 初の全局1位
やっぱり、視聴者は、はっきり物を言う、批判を恐れない番組を求めているんじゃないかな。
玉川さんの存在がこの番組のキモ。
バッシングもあると思うけど、
この路線を続けてほしい。他局も上ばかり見てないでね。 https://t.co/8Gc0ub48N9
— くおん (@quon2001730) March 30, 2020
まず、驚く人多いかもしれませんが「羽鳥慎一モーニングショー」は2020年4月現在、月曜~金曜の朝8:00~のワイドショー番組の中で年間平均視聴率9.6%と4年連続トップになっています。
他局には
- NHK・・・あさイチ
- 日テレ系・・・スッキリ
- TBS系・・・グッとラック!
- フジテレビ系・・・とくダネ!
が放送されています。
つまり、見ている人が多ければ多いほど好意的な意見だけでなく否定的な意見も集まるため、アンチが多いという印象が付きます。
尖った発言
以下は玉川徹氏の発言に対するネット上の声をいくつか拾ったものです。
政府批判という声や国民の声を代弁しているという声など賛否両論ありますが、強い主張、尖った発言をすると炎上するのは玉川氏に限らずTVなどメディアに出ていない私たち一般社会でもよくあります。
特にTwitter上やヤフコメなどでは強いコメントを見かけることも。
玉川徹氏に関していえば、政府に対して批判的なスタンスをとっていることも関係しており、余計にヤフーニュースなどで取り上げられやすいと思われます。
まとめ
この記事ではテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」のレギュラーコメンテーターである玉川徹氏の役職と、番組でも立場や世間にどのような影響を与えているのかなどについて、記してきました。
玉川徹氏は長年、テレビ朝日の朝の番組に携わって来られた方だけに、特に“解説委員”という肩書がなくてもレギュラーコメンテーターとして出演されているのだと思われます。
そこが他局の同様の情報番組に出演されている解説委員の方と決定的に違うところです。
彼の意見には賛否両論ありますが、視聴率が高いのであれば制作側としては万々歳ではないでしょうか。
それが玉川徹氏が特別な肩書を持たなくても長年使われる理由だと思います。