NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で関白近衛前久(このえさきひさ)役を演じる本郷奏多(ほんごうかなた)さん。
トーク番組などでは飄々としたどこにでもいそうな普通の人のイメージですが、お芝居になるとガラッと印象が変わるほど役を演じ切られる素晴らしい俳優さんです。
今回、初めて大河ドラマに出演されるため特に年配の方々にはまだ広く知られていないかもしれません。
そこで「近衛前久」役の俳優さんって誰?って思った方のためにこの記事では、本郷奏多さんについてその演技力の高さと魅力について紹介します。
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映画『キングダム』成キョウ役で注目
本郷奏多さんは1990年11月15日生まれの現在29歳の役者さんで、地元仙台ではキッズモデルとして幼少期から芸能活動はされていました。
その後、スターダストプロモーションに所属されています。
映画『テニスの王子様』や『闇金ウシジマくん』『鋼の錬金術師』などアニメ・コミックが好きな人であれば知らない人はいない作品に出演されています。
そして本郷奏多さんが一躍有名になったのは映画『キングダム』です。
本郷奏多がハマり過ぎ!『キングダム』成キョウ役に大反響 @kingdomthemovie #キングダム https://t.co/pRBhfmzunW
— シネマトゥデイ (@cinematoday) April 29, 2019
『キングダム』は古代中国の春秋戦国時代を舞台にした中国時代劇で、2019年に山崎賢人さん主演で公開されました。
本郷奏多さんは吉沢亮さん演じる始皇帝=嬴政(えいせい)の弟、成キョウ役で出演されています。
実際に映像を見てもらうのが一番早いのですが、
本郷さん演じる成キョウはクーデターを起こす悪役なんでが、普段の本郷奏多さんの飄々としたイメージがガラリと変わりハマり役だと話題になりました。
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本郷奏多の演技力
本郷奏多さんについて以下のようなコメントがあります。
https://twitter.com/Kirika_ma_cos/status/1266358823431794688見ている人に原作の役が憑依しているような錯覚を起こすほど、素晴らしく、本郷奏多さんが高く評価されている理由の1つです。
松山ケンイチさんなどと同じく憑依型の俳優さんで、また役に入っていないときとのギャップがとてつもなく大きいため、意外性に驚いてしまいます。
役ではめちゃくちゃ悪いです。
本郷さん自身も観客から嫌われるような演技を心掛けていたといい、むしろ振り切ってできるとおっしゃっています。
関白近衛前久とはどんな人物
悪役とのギャップがお芝居で高く評価される1つですが、今回大河ドラマ『麒麟がくる』で演じる関白近衛前久もなかなかの曲者で、本郷奏多さんが演じるにはピッタリのキャラクターです。
関白近衛前久とは実際にいた歴史上の人物で、戦国時代から江戸時代初期に活躍した近衛家17代当主です。
近衛家は公家の5摂家の1つで朝廷に使える名門の家で、和歌や連歌にも長けているのですが、近衛前久に関しては上杉謙信の関東平定を助けるために京から上野・下総に赴いたり、織田信長と親交があるなど、公家でありながら積極的に政治に関わった人物です。
近衛前久を演じるにあたっての本郷奏多さんのコメントは以下です。
公家の中でも関白というとても偉いポジションにいる人物を演じさせていただきます。
若いけど高い地位にいるので、弱々しく見えないように威厳が感じられるように演じたいと思います。
前久は色々な人に自ら会いに行く、公家なのにとてもアクティブな人物です。史実では信長とも親交があったそうです。ということは多くの役者さんとお芝居ができるということなので今からワクワクしています。
また、実在の人物である前久とオリジナルのキャラクターである伊呂波太夫との関係性もおもしろいと思っています。
公家として仕事をするときはキリっとした表情で、伊呂波太夫との絡みでは少し子供っぽい面を出して、二面性というかメリハリをつけて演じていきたいです。
まとめ
本郷奏多さんの演技力については非常に高い評価がされています。
今まで彼を知らなった層の皆さんもお芝居をみたら必ず引き込まれていくはずです。
役に入っていないときの本郷奏多さんを知っているファンの人からすると、どうして全く違うキャラクターをここまで演じられるのか!?というほど人格が変わってしまうので、お芝居の幅の広さに感服してしまいます。
『麒麟がくる』で演じる近衛前久をどんな風に演じて頂けるのか、一視聴者としてはとても楽しみにしています。
ゾクゾクするような芝居を期待したいです!