素朴な疑問の1つになぜ芸能人はお金持ちなのか?というものがあります。
私たち一般人は普通に働いていても急激にお金持ちになることはありませんが、
芸能人は“売れる”と急にお金持ちになりますよね?
そこで、この記事では芸能人がお金持ちになるしくみを詳しく解説します。
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芸能人のおかげで物やサービスがたくさん売れるから
結論から先にいうと、芸能人のおかげで物やサービスがたくさん売れるからです。
芸能人は“インフルエンサー”です。
人気があればあるほど、多くの人や物・サービスを動かせる影響力を持っています。
例えば超人気俳優さんが新発売の商品のCMに出たとします。
そして、商品に貼られているシールを3枚集めて応募すると俳優さんの限定グッズが当たるとします。
そうすると、まずその人気俳優さんのファンは“彼の限定グッズが欲しい”という理由でその商品を何個も買ってくれます。
超人気俳優であればあるほど、ファンの数も多いので商品を買ってくれるお客さんの人数も多くなります。
CD1枚につき握手券が付いているから何枚も買う、売上ランキングに貢献するために何百枚も買うなど、
要するにたくさん売れるわけです。
説明するよりわかりやすい実例があるのでご紹介します。
物やサービスがたくさん売れる実例
例えば以前、俳優の横浜流星さんがコーンポタージュのCMに出演していました。
実は、発売当初商品に貼ってあるシールのポイントを3P集めると、1回応募でき、限定QUOカードが当たるというキャンペーンがありました。
ファンの方はたくさん購入します。
実際に当選すると横浜流星さんの写真付きのQUOカードがもらえるそうです。
このように人気のある俳優さんをCMに使うと、物やサービスが売れます。
もちろん、横浜流星さんを知らない純粋にコーンポタージュが好きな人も購入していますが、
人気俳優さんをCMに使うと「じっくりコトコトこんがりパン」という具体的な商品名を知らない人でも
“横浜流星がやってるCMのコーンポタージュ”
“この間テレビに出てた子が宣伝してたやつ”
という感じで広く認識してもらえます。
※ちなみに横浜流星さんがお金持ちかどうかはわかりません。ここでは人気芸能人をCMで使うと物やサービスが売れる例として取り上げています。
芸能人の仕事は何のためにある?
芸能人の仕事はドラマ、バラエティーなどのテレビ番組、映画、舞台のほか、CM、雑誌、イベント、営業など様々あります。
では、芸能人の仕事とは何のためにあるのか?というと
1つはエンターテインメント、娯楽です。
視聴者を楽しませ、夢を与える仕事です。
そしてもう一つが広告です。
例えば、ある企業の新商品のお披露目イベントに出席して商品を使った感想を述べたり、ファッションブランドの服を着てショーに出たり、雑誌の表紙を飾ったりなど。
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芸能人は広告の役割を果たす
広告とは
まず、広告とは何なのか?を簡単に紹介します。
広告とは自社商品やサービスを売りたい人がたくさんの人の目にとまり、気付いて買ってもらうために出すものです。
例えば、チラシやフライヤー、電車の中にある週刊誌の宣伝、街中にある大きな看板、スマホを見ていると小さく広告と書かれた化粧品の案内などなど、色々な種類の広告があります。
テレビ番組の間にちょこちょこ入るCMも広告です。
商品やサービスを作っている会社は多くの人に知られている人気俳優さんを使って、新商品・新サービスを広く世間に知ってもらいたい!買ってもらいたいと考えています。
つまり、芸能人は広告の役割を果たす存在なんです。
広告主(スポンサー)がお金を出す
広告主(スポンサー)は個人でもなれますが、多くは自分の会社の商品やサービスを売るために広告を使う企業です。
一番分かりやすいのがテレビ広告です。
先程紹介したCMもテレビ広告の1つです。
例えば、洗濯洗剤のCMや家、車、スポーツジム、食品など様々な物・サービスを紹介していると思います。
あれらは全て自社商品やサービスを売りたい企業(広告主=スポンサー)が制作している広告です。
そして、ドラマとかバラエティー番組自体も広い意味では広告なんです。
私たち視聴者にとっては娯楽ですが、広告主(スポンサー)にとっては自社商品・サービスを販売するための広告材料です。
制作費は全て、これら広告主(スポンサー)が出しています。
CMや番組には多くの芸能人が出演していますよね。
芸能人のギャラも各芸能人が所属している事務所から支給されていますが、大本は広告主(スポンサー)が出しています。
ギャラとはギャランティの略で給料とほぼ同じ意味です。
(芸能人は事務所に所属している人でも給料制や歩合制などそれぞれで、個人事務所を立ち上げている人もいます)
なぜ、広告主(スポンサー)がCMだけではなく、番組制作費や芸能人のギャラまで出しているのか?というと
全ては広告主(スポンサー)の商品やサービスを売るためです。
まず、商品やサービスを多くの人に買ってもらうにはお客さんを集めなければなりません。
ですが、多くの人に知ってもらい、興味を持ってもらうのはとても大変なことです。
しかし、既に人気のある俳優さんに自社商品やサービスを紹介してもらうCMを作ったら、ファンの人や好感を持っている人は確実に買ってくれます。
人気俳優さんが出る番組の制作費やギャラを出せば、広告主(スポンサー)は合間合間に何回もCMを流すことができます。
NHKにCMが無いのはスポンサーが国だからです。国営放送と言われるのはこのためです。
映画・舞台にはCMないけど?
芸能人はテレビ番組やCMの他映画や舞台にも出ます。
しかし、映画や舞台にはCMがありません。
では、制作費や俳優さんのギャラはどこから出ているのか?というと
これもやはり広告主(スポンサー)です。
よく映画のエンドロールに○○製作委員会という文字を見ることがあると思います。
実はこの製作委員会が主に広告主(スポンサー)にあたり、映画配給会社、テレビ局や出版社、企業などがお金を出しています。
映画、舞台の場合は興行収入という形で“売上”が出ますが、DVDやグッズ、原作本等々、関連する商品が売れるので多くの会社が関わります。
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人気芸能人のギャラは高くなる
芸能人といってたくさんの人がいますが、人気があればあるほどその人をCMなどで使えば商品やサービスが売れます。
しかし、だとしたらみんな人気芸能人を使いたいですよね?
でも芸能人といえど一人の人間がそんなにたくさんの仕事を受けることができません。
じゃぁどうするか?
答えは、芸能人自身の値段を高くし、いっぱいお金を払ってくれる広告主(スポンサー)が使える権利を得るようにするしかありません。
そうすると、相場というものができます。
例えば、Aさんはドラマ1話あたり100万円、Bさんは50万円、Cさんは500万円などこの芸能人に頼むとだいたい、いくらぐらいかかるという支払うお金の額が決まっています。
つまり、多くの人や物・サービスを動かせる強大な影響力がある絶対的な存在の芸能人ほど、ギャラも高くなるということです。
唯一無二の存在になればあなたもお金持ちになれる
芸能人にも色々いますが、テレビなどに出ている有名人は何かしらの能力が評価されて“選ばれた人”です。
例えば、容姿が美しい、歌が上手い、話が面白いなど各ジャンルで高い評価を受けた結果、その対価として多くのお金をもらっています。
あたなが芸能人と同じようにお金持ちになれる方法は、唯一無二の存在になることです。
“あたなの変わりはいない”という絶対的な存在になれば、必ず高いお金を払ってでもあなたの力を借りたい人が現れます。
すっごく分かりやすいのが、『マツコの知らない世界』って番組がありますよね?
“ダムカレーの世界”とか“フルーツの世界”とか。
あのようにある特定のジャンルに詳しければ素人でも番組に呼ばれる貴重な存在になるわけです。
そして本を出したり、ブログやSNSで情報発信などするとイベントに呼ばれるようになったりなど、可能性が広がります。
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まとめ
なぜ芸能人はお金持ちなのか?について解説しました。
芸能人のギャラを出しているのは広告主(スポンサー)ですが、さらに元をたどると広告主(スポンサー)の商品やサービスを利用している私たち消費者です。
それは特定のファンだけでなく、CM等宣伝に使われている芸能人を全く知らない人たちも含まれます。
だからこそ、芸能人は好感度が大事なんです。
たまに俳優さんや芸人さんなどが不祥事を起こすと、番組やCMから降ろされることがありますよね?
なぜ降ろされるのか?というと単純にテレビ局が私たち視聴者のためを思って外しているのではなく、
番組やCMの制作費を出しているスポンサー企業のイメージまで低下し、物やサービスが売れなくなるからです。
テレビ局はスポンサーに番組を売っているようなものなので、スポンサーが嫌うことはしません。
つまるところ、全てはスポンサーの意向です。
最近はSNSが発達したこともあり不祥事を起こした芸能人が出ている番組のスポンサーに抗議をしたり、不買運動が起きることもあります。
好感度が高いときは貴重な存在で仕事やお金がたくさんもらえても、好感度が一気に下がったときは無一文になる。
また不祥事とは関係なく、視聴者のニーズが無くなれば仕事が無くなります。
お金持ちを維持するのは芸能人でもとても大変なことなんです。