舞台挨拶はどんな感じ?時間はどれくらいかマニアが解説

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新作映画が公開される際には、必ずキャストが登壇する“舞台挨拶”が行われます。

この記事では舞台挨拶って、テレビでは見たことあるけど実際どんな内容で、どういう流れで行われるのか?

また時間はどれくらいなのか?

について、舞台挨拶マニアの私が解説します。

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目次
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舞台挨拶の種類

まず、「舞台挨拶」といってもいくつか種類があります。

呼称が微妙に変わるものもありますが、大方こんな感じです。

  • 完成報告イベント
  • 完成披露試写会
  • 完成披露上映会
  • 初日公開舞台挨拶
  • 公開記念舞台挨拶
  • 大ヒット御礼舞台挨拶
  • 満員御礼舞台挨拶
  • アンコール舞台挨拶

完成報告ベント、完成披露試写会

文字通り、映画やドラマが完成したときに行われるものなのですが、基本的にイベントや試写会はごくごく少数の人が、原則無料で招待されることが多いです。

具体的にいうと、SNS経由で募集が行われ、当選した人のみ参加できる印象です。

どういう基準で選ばれるのかは不明ですが、私の感覚的には出演俳優さんに特化したアカウントを持っている人や原作小説、漫画などのファン等、公開される作品に関連したアカウントを持っている方が優遇されるような気がします。

なぜかというと、制作側がSNSによる拡散力に期待しているからですね。

例えばAさんという俳優さんに特化してツイートしている人のアカウントの場合、そのフォロワーもAさんのファンが多いです。

さらにフォロワー数の多いAさんのファンを当選させて感想をツイートしてもらえば、宣伝になりますよね。

属性の合った人を優先的に選ぶことで効率的な宣伝効果を狙っています。

完成披露試写会の場合は、ほぼ上映後に舞台挨拶が行われます。

出演しているキャストの方々や監督などが登壇されトークされます。

完成披露上映会

試写会との大きな違いは、多くの場合チケットが有料で販売される点ですね。

なので次で紹介する初日舞台挨拶や公開記念舞台挨拶と大差ありません。

ただ、試写会同等扱いで、無料で招待されるケースもあり有料無料に関してははっきりしていません。

あと、これは私の印象ですが「完成披露上映会」が行われる作品は、それほどメジャーに成り得るであろう作品ではない気がします。

お金のかけ方が違うというか例えば、上映前からバンバンCMで流れるとか超人気俳優さんが何名も出演するような作品ではないというイメージです。

あくまで個人的な感想なので参考程度にしてください。

初日公開舞台挨拶

映画が公開される当日に行われる舞台挨拶です。

チケットも販売され、映画上映前後に行われます。

1日2回行われることが多いです。

特徴的なのは出演しているキャストの多くが登壇することです。

メインキャストだけでなく、サブキャストの方々なども登壇されることが多いです。

人気俳優さんが出演されている作品ではライブビューイングという形で全国、地方の劇場などへ生中継が入ることもあります。

公開記念舞台挨拶

初日舞台挨拶と同じ意味で使うこともありますが、初日舞台挨拶後に公開記念舞台挨拶として改めて開催されることがあります。

チケットも販売され、映画上映前後に行われます。

1日2回行われることが多いです。

基本的にお金をかけている作品、興行収入が多く見込まれる作品などで行われます。

人気俳優さんが何人も出演されているケースでは、当然観客も多いため全国生中継(ライブビューイング)もあります。

登壇されるキャストも初日舞台挨拶同様、メインやサブの方も登壇されることが多いです。

大ヒット御礼舞台挨拶

その名の通り、公開後に大ヒットした際に行われる舞台挨拶です。

チケットも販売され、映画上映前後に行われます。

1日2回行われることが多いです。

大ヒット御礼舞台挨拶は必ずしも人気俳優さんが出演しているからといって、行われるものではありません。

事前に話題になっても、思ったほど興行収入が伸びなければ行われません。

大ヒット御礼舞台挨拶くらいになってくると、登壇されるキャストが監督とメインの方に絞られてきます。

サブキャストの方はもう出てこないことが多いです。

満員御礼舞台挨拶

大ヒット御礼舞台挨拶に似ていますが、どちらかというと大ヒットしてさらに継続しているときに行われる舞台挨拶です。

チケットも販売され、映画上映前後に行われます。

1日2回行われることが多いです。

ただ、言葉の違いだけで大ヒット御礼舞台挨拶とほぼ変わりません。

いずれにしろ、興行収入が多い人気作品で開催されます。

大ヒット御礼舞台挨拶同様に、登壇されるキャストは監督とメインの方のみになってくることが多いです。

アンコール舞台挨拶

爆発的な大ヒットをしたときに行われるのがアンコール舞台挨拶です。

正直、ここまで複数回舞台挨拶が行われる作品はかなり少数です。

チケットも販売され上映後に行われます。

初日舞台挨拶、公開記念舞台挨拶、大ヒット御礼舞台挨拶、満員御礼舞台挨拶などでは、上映前後の2回行われることが多いですが、アンコール舞台挨拶になると、上映後の1回など少なくなります。

監督、メインキャストのみ登壇します。

アンコール舞台挨拶くらいになると、見に来る人もキャストのファンで既に複数回作品を見ている人が多いですね。

舞台挨拶の時間は30分前後

映画の上映後、上映前にかかわらず、舞台挨拶の時間はどんなに長くても40分くらいです。

だいたい30分~35分くらいです。

ですので、2時間映画の場合は上映終了後そのまま舞台挨拶になるので、2時30分くらいは拘束されます。

2時間30分の映画の場合は、舞台挨拶を入れると3時間ほどですね。

地方から来られる方は帰りの飛行機やバスの時間を心配されると思いますので、参考にして下さい。

そして、おそらくトイレに行くタイミングなどを心配されている方もいらっしゃると思いますが、

私は我慢できないときは、エンドロールが始まったところで一旦会場を抜け、トイレに行って戻ってきます。

またエンドロールが終わり会場が明るくなってからでも3~5分くらいは、舞台挨拶の設営準備が行われるので、

そのタイミングで行く人もいます。

チケットに「舞台挨拶中はいかなる場合でも外に出られません」と書かれています。

で、確かに舞台挨拶中に出て行った人を見たことがないんですが、1回だけ途中退出された人を見ました。

なので、入学試験などと違い何が何でも外に出してくれないわけではないようです。

急に体調不良になってしまった等ありますからね。

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上映後と上映前の違い

こちらをご覧ください。以下は映画『流浪の月』の公開記念舞台挨拶の情報です。

14:25と18:40の2回あります。

人気俳優さんが出演されている作品ではこのように、上映後と上映前の2回舞台挨拶が行われることが多いです。

基本的に流れは同じなのですが、話す内容が異なります。

また、登壇するキャストが上映前と上映後では人数が違うこともあります。

上記『流浪の月』公開記念舞台挨拶の2回目、18:40回では登壇者が1回目の14:25回よりも減っていますね。

上映後 舞台挨拶

基本的に2回のうち1回目に行われる舞台挨拶は上映です。

だいたい2時間、2時間30分くらい映画が上映され、エンドロールが終わったあと舞台挨拶の準備がスタートします。

3分程度でしょうか、劇場スタッフがつい立を設置したりした後に、司会者の人が進行を始めます。

そして、司会者がキャストをお呼びしましょう!などと行ったところで入口からキャスト方々が入り登壇します。

観客は拍手をして迎えます。

上映舞台挨拶のメリットは、既に観客は作品を見ているため、ネタバレ関係なくキャストが作品について話してくれるところです。

例えば、あのシーンはどうだったとか細かいところの感想まで話します。

上映前 舞台挨拶

通常、1回目の舞台挨拶が終わった直後、上映先に2回目の舞台挨拶が行われます。

なぜかというと、キャストの人達が揃ってその時間帯にまとめてできるからです。

もし、2回目の上映後に舞台挨拶をするとなれば、キャストの皆さんは上映が終わるまで2時くらい待たなければなりませんよね?

しかし、忙しい芸能人たちにはそんな暇はありません。

なので、2回目の上映前に行われるんです。

舞台挨拶の時間の長さや登壇までの流れは上映後舞台挨拶のあまり変わりません。

上映前なので時間になったら即、司会者が舞台挨拶の進行に入る感じですね。

上映舞台挨拶は、まだ観客は作品を見る前なのでキャストがネタバレしないように話すことです。

なので、作品のシーンの詳細についてよりも、役作りについて苦労した点とか共演者同士の印象などに話題が行きがちです。

マスコミ・プレス取材がある

上映前と上映後どちらか1つでは、マスコミ、プレスの人達が入ってきます。

上映前に入ることもありますし、上映後にやることもあります。

よくテレビのワイドショーコーナーで舞台挨拶の様子が放送されたりしますよね。

アレです。

記者の人達が直接キャストに質問することはなく、どんなことを話したかなどをメモしています。

あとはマスコミ、プレス向けの写真撮影時間(フォトセッション)があります。

スポーツ新聞とかネット記事にあげるための写真ですね。

なのでキャストに対して「正面お願いしまーす」とか「笑顔下さーい」とか記者側から声がかかっています。

私たち観客は写メや動画を撮ることは出来ないので、その様子を見ているだけですね。

舞台挨拶の流れと内容

舞台挨拶の流れと話される内容はどの作品においても、ほぼ決まっています。

まず、キャストの人が一人ひとり紹介され、簡単に一言ずつ挨拶をします。

だいたい主演、サブ、監督の順番です。

「〇〇役を演じました〇〇です。本日はありがとうございます。」的な内容です。

そして、基本的には司会者がキャストや監督に以下のような質問をして、それに対して順番に振られたキャストが答える形式です。

ただ、その中でキャスト同士で会話をしながら進めることもあります。

舞台挨拶で話される主な内容

  • 演じた感想
  • 役作りについて
  • キャスト同士の印象
  • 撮影中のエピソードについて
  • 監督について
  • 撮影期間について
  • 印象深いシーンについて

だいたい撮影において大変だったことが中心ですね。

オファーを受けたときの話や監督に対する印象、キャスト同士の撮影前と撮影後の印象、

撮影中のエピソードでは、天気が急変したとか、どのくらいの撮影期間だったとか、

あのシーンは監督と相談して完成したとか、キャストそれぞれが印象深いシーンについて語ったりなどです。

そろそろお時間が来てしまいました

舞台挨拶が30分くらい経過したところで、司会者が「そろそろお時間が来てしまいました」的な締めに入ります。

そして主演、メインキャストが最後に一言ずつ挨拶をします。

それが終わると観客が拍手をするので司会者がは「ありがとうございました!」といってキャストに降壇を促します。

キャスト全員がお辞儀をした後、一人ずつ出口に向かい、そこでもう一度頭を下げられたり、手を振ったりして退出される方が多いですね。

上映舞台挨拶の場合は、ここで完全に終了なので観客がぞろぞろと退出します。

一方、上映舞台挨拶では舞台挨拶が終わった時点で劇場が暗くなり、予告、本編がスタートし終了したら観客はそのまま退出の流れです。

舞台挨拶は一度行くとハマる!

舞台挨拶付きの上映を一度見に行くと、ハマる人が多いです。

というのは、お気に入りの芸能人に確実に会えることで、また次も会いたいと思うようになります。

また美術館などに行くと作品の説明をしてくれる音声ガイドがあると思いますが、あれ同様

キャストの皆さんが作品についてアレコレお話してくれることで、より作品が楽しめます。

普段、芸能人を見る機会はほぼ無いと思いますが、やはり普段テレビでしか見ていないスターを実物で見ると

あまり興味のない人であっても心躍ります。

「うわぁ~、顔小っちゃいな~!」

「テレビで見るより背が高いんだなぁ」

などなど舞台挨拶だけでも十分楽しめます。

上映と上映の舞台挨拶は内容が違うため、コアなファンの中には両方見るもいます。

中には作品は鑑賞せずに舞台挨拶だけ見に来る人もいます。

これに関しては賛否両論あって、失礼では?という声もあるのですが、人ぞれぞれ事情があると思うのでね。

ぜひお気に入りの役者さんがいる場合だけでなく、色々な作品の舞台挨拶に行ってみて下さい!

>>舞台挨拶で当たりやすいチケット枚数や確率をあげる方法

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