みかんを箱ごと買ってきても腐らせない果物屋の上手な保存方法

冬になるとみかんが箱ごと送られてきたり、安いから箱で買ってはみたものの白いカビが生えたり、ブヨブヨして腐らせてしまったりした経験はありませんか？

私自身、毎年山口県から有機農法のみかんをお歳暮で頂くのですが、涼しい場所に置いていても結局腐らせてしまい、ずっと悩んでいました。

しかし、フルーツ専門店のオーナーさんから正しい『箱みかんの保存方法』を教えて頂いたので共有したいと思います！

題して【みかんを箱ごと買ってきても腐らせない果物屋の上手な保存方法】です。

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箱ごと買ったみかんを腐らせない保存手順

箱をひっくり返して裏から開ける

まず、箱に入ったみかんを開封するとき、ふつう上から開けると思いますがこれが間違いだそう！

正しい開封方法は、箱をひっくり返して裏から開けるんだそうです。

なぜかというと、生産者さんにて収穫されたみかんが箱に詰められた状態のままだと、みかん同士の同じ面がくっつきまたぎゅうぎゅうに詰められているため風通しが悪くなっており、カビが生えやすくなります。

そのため1回ひっくり返すことで、みかんが動き箱内の空気が入れ替わります。

例えるなら満員電車の状態で次の駅で人が降りた時、1回車内の空気が入れ替わりますよね？

あれと似ています。

箱ごと左右に揺らす

そして、さらにやってほしいのが裏っ返して開封した後、箱を左右に揺らすと効果的です。

もうわかったと思いますが、なるべくみかん同士の接地面を同じにせず、頻繁に変えるということ。そして揺らすことで空気も入れ替わりカビが生えにくい環境を作るということです。

毎日、みかんを食べていれば少しずつ減っていきますが、何層にも積み重なって箱に詰められているので、2~3日に1回程度の間隔で箱を揺らしてあげてください。

傷んでいるみかんは箱から取り出す

箱にたくさんみかんが詰められていますが、少しでも傷んでいるみかんがあったら箱から取り出しておきましょう。

ご存じのように、腐ったみかんが1個でもあるとカビの菌が他のみかんにも移り、腐ってしまいます。

なので、面倒くさいかもしれませんが、1個ずつみかんを確認して少しでも腐りそうな状態だと思ったら、取り出すことをおすすめします。

新聞紙を乗せて乾燥防止をする

箱を開封したらみかんの上に新聞紙を乗せて乾燥を防ぎましょう。

みかんは乾燥すると鮮度が落ち、味が落ちます。

そのため新聞紙4分の１の大きさにして新聞紙を敷いて下さい。

玄関など寒い・涼しい場所に箱を置いておく

もはや箱みかんの保存方法としては常識かもしれませんが、置く場所は寒い場所、涼しい場所です。

日中も太陽の光が当たらない場所の方が良いです。

具体的にいうと玄関や廊下などエアコンが効いていない場所が良いです。

なぜ寒い場所、涼しい場所に置いた方が保存状態が良いのか？とういうと、カビが繁殖しにくいからです。

箱買いしたみかんが腐る理由

今、カビについて触れましたが、なぜ箱買いしたみかんが腐りやすいのか？というと、“箱の中”という風通しの悪い密閉された環境はカビが好むからです。

カビは“菌”なので湿度の高いジメジメした場所を好み、繁殖します。

高温であれば余計に増えます。寒い、涼しい場所に箱を置いておくのは菌の繁殖を弱めるためです。

ただでさえカビが生えやすい箱の中に、生ものであるみかんをたくさん詰めるため、余計カビが生えるというしくみです。。

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傷んだ腐ったみかんの活用方法

では傷んだり腐っているみかんは食べられないのか？といえばそんなことはありません。

たしかに腐ったみかんは味が変ですよね！食べたくないでしょう！

しかし、みかんが腐ったと言っても1個まるまる腐っている場合は仕方ありませんが、

一部の場合はジュースにして飲むことができます。

私はジューサーミキサーにて野菜と共にみかんを入れて野菜ジュースを作っています。

ジュースにしてしまえば多少味が悪いみかんでも美味しく頂けますのでぜひお試しください。

まとめ

みかんを箱ごと買うとだいたい5000円程度しますが、袋で買うより割安です。

しかし、腐らせてしまってはもったいないですよね。

今回私がフルーツ屋さんから教えてもらった箱のみかんを腐らせない保存方法を実践してもらえば、去年よりも腐らせないで済むはずです。

ただし、できれば早く食べた方が良いですね！

それに越したことはありません。

最後に箱に入ったみかんを腐らせない方法を記して終わります。

■箱のみかんを腐らせない保存手順