ハバニーズ|伊野尾家も飼っている珍しい犬種の歴史と特徴

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ジャニーズアイドルグループHey! Say! JUMPのメンバー伊野尾慧さんのご実家が飼われている「ハバニーズ」という犬種のワンちゃん。

トイプードルやミニチュアダックスフンドと違い、見たことも聞いたこともない人がほとんどではないでしょうか?

いったいどんな犬種なのか気になったので犬種の歴史と特徴についてまとめてみました。

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目次
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伊野尾家のハバニーズ

写真に写っているメスのみるくちゃんがハバニーズという犬種です。

2016年12月24日のめざましテレビ“わんこのおかげ”SPの時に伊野尾慧さんのご実家で飼育しているハバニーズのみるくちゃんなど愛犬3匹が紹介されました。

三宅アナウンサー「髪型が伊野尾くんじゃん」

「伊野尾さんが(髪型を)寄せた?」

「飼い主がわんこに似てくるんですかね」

確かに飼い主とそっくりのワンちゃん多いですよね。

ハバニーズ(Havanese)ってどんな犬?

原産地 キューバ

登録頭数

日本 36頭(2018年1月~2019年3月)JKC

イギリス 529頭(2018年1月~2018年12月)KC

毛色 フォーン、ブラック&ホワイト、ハバナブラウン、ピュアホワイト等

体高 21~29㎝

体重 3~6㎏

ハバニーズはキューバ原産の犬で、キューバーの国犬にもなっています。

日本でいう柴犬みたいなことでしょうか。

ハバニーズという名前の由来はキューバの首都ハバナにちなんで付けられています。

犬種が持つ性格の特徴はとても人懐こく、あまり無駄吠えなどもしないお利口さん。しつけ方によるのでしょうが、番犬としても人の役に立ってくれる頼もしい性格を持ち合わせているようです。

ビショングループの1犬種

ハバニーズは「ビショングループ」と呼ばれる4犬種のうちの1つです。

元々ハバニーズのような小型の長毛種(特に白系)の犬は地中海沿岸地域に紀元前からおり、その後マルチーズの直接の祖先でありスピッツタイプから発達した説、ミニチュアスパニエルとミニチュアプードルの混血から誕生した犬がいた説、そしてこれらの小型犬を元にイタリアで「バルビション」という犬が誕生し、さらに4つの種類に分かれたと言われています。

その4犬種が以下です。

ビショングループ犬種

ビション・マルチーズ → マルチーズ

ビション・ボロニーズ → ボロニーズ

ビション・ハバナ   → ハバニーズ

ビション・テネリフェ → ビションフリーゼ

例)ビション・マルチーズ→現在の「マルチーズ」になったことを意味しています。

明るくて人懐こい性格的特徴を持っておりまた小型だったため、物々交換の“品物”としての船員によって大陸を移動しました。

スペインでは早くから愛好され船員によってテネリフェ島(現在のスペイン領カナリア諸島)に「バルビション」と呼ばれる犬種が紹介されました。

1300年代にイタリアの船員が再発見して自国に持ち帰ったりし、貴族に寵愛されました。フランスやスペインでも贈答品として王族や貴族の間に広まり飼われていました。

ヨーロッパ各地に広まることで「バルビション」はそれぞれ交配などによって進化をし、4つの別犬種として分かれていったんですね。

ここまではハバニーズの始祖は「バルビション」というところまで解説しましたが、次からはハバニーズがどのようにしてキューバに渡って来たのかからお話します。

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ハバニーズの歴史

16世紀前半にスペインのカナリア諸島からキューバへ貿易船にのってやってきた「バルビション」が始祖犬。

その後、キューバの上流階級の人たちに渡り18世紀中頃にロシアやフランスなどヨーロッパに輸出され人気を呼びました。

つまり、この当時キューバーではすでにお金持ちの人達の間では広くペットとして飼育されていたんですね。

しかし、ハバニーズは平穏無事で今日まで血統が受け継がれてきたわけではありません。

キューバ革命(1953年7月26日 – 1959年1月1日)によって国内でクーデターが起こり、新米寄りだったフルヘンシオ・バティスタ政権政権がフィデル・カストロ、チェ・ゲバラらによって倒されました。

これにより富裕層に飼われていたキューバ国内のハバニーズも絶滅の危機に見舞われました。

現在、ハバニーズの飼育頭数はキューバよりもアメリカの圧倒的に多く人気の犬種です。

それにはこのキューバ危機が大きく関係しています。

当時アメリカに亡命した人々が一緒に連れてきた11頭のハバニーズが国内でプードルや他の小型のビション犬種と交配されたことで、頭数が増えて行きました。

キューバ国内が落ち着いてくると再びアメリカからキューバへハバニーズが送り返され、再びキューバでもブリーディングが進むようになりました。

ハバナ・シルク・ドッグとは違う

「ハバニーズ」に関係している「ハバナ・シルク・ドッグ」という犬種がいます。

ハバナ・シルク・ドッグとはキューバ革命以前にキューバで飼育されていた頃のハバニーズの姿を復元した2006年に作出された犬種です。

キューバ革命によってアメリカに渡ってきたハバニーズはプードルや他の小型のビション犬種と交配されたことで、毛質も本来絹状の直毛だったものが縮れ毛になったりなど原型のハバニーズとは少し違ってきたんですね。

そこで、もともとキューバにいた頃のハバニーズを作ろう!ということでマルチーズなどを交配して絹状の長毛に戻すなどされました。

毛色も現在のハバニーズはフォーン、ブラック&ホワイト、ハバナブラウン、ピュアホワイト、クリーム等色々な色が混ざっていてもOKですが、始祖犬種「バルビション」が元になったキューバに渡ってきた頃の“白い犬”を再現するには、毛色もピュアホワイトのほうがより良いとされています。

まとめ

Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さんのご実家でも飼われているハバニーズという犬種について、歴史や犬種の特徴などについて紹介してきました。

https://twitter.com/orinchosuchan/status/977563003540275201

ハバニーズはトリミングが必要ない犬種のため、毛が伸びっ放しなると目が隠れてしまうほどです。

とっても珍しい犬種で日本にはまだ36頭ほどしか登録されていないため、ほぼ出会うことがない理由もよくわかります。

性格がとっても人懐っこく小型なので、日本の住宅環境にも合い、もっともっと日本でも増えてくれれば良いのになぁと思います。

伊野尾家のハバニーズ“みるくちゃん”髪型が伊野尾さんによく似ていますね(笑)

とても可愛らしいです。

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