2021年4月スタートのTBS日曜劇場『ドラゴン桜』で東大を目指す生徒、早瀬菜緒役で注目される女優の南沙良さん。
また2022年1月から放送予定のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演が決まっています。
北条義時を演じる小栗旬さん主演の鎌倉幕府誕生前後を舞台とした物語で、源頼朝と北条政子の娘、大姫をモデルで女優の南沙良(みなみさら)さんを演じます。
南沙良さんはまだ18歳の高校生でありインスタなど若い人の間では人気女優さんの1人として知られていますが、大河ドラマの視聴者層である中高年世代にはまだ広く知られていません。
そこで、この記事では南沙良さんを知らない人のためにどんな女優さんで、何が魅力なのか?について解説したいと思います。
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南沙良のプロフィール
2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演が発表されました
源頼朝と北条政子の愛娘で、父の野望に巻き込まれていく純朴な少女・大姫を演じさせていただきます
初めての大河ドラマ出演となります
2022年の放送をお楽しみにお待ちくださいby スタッフ#鎌倉殿の13人 @nhk_kamakura13#南沙良 pic.twitter.com/bzsu5PkW3a
— 南沙良 オフィシャル (@lespros_sara) November 17, 2020
- 生年月日:2002年6月11日(18歳)
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 活動時期:2014年~
- 所属事務所:レプロエンタテイメント
雑誌『nicola』ファッションモデル出身
南沙良さんは中学生向けファッション雑誌『ニコラ』のモデルさん出身です。通称“ニコモ”といいます。
ニコモの先輩には蒼井優さん、新垣結衣さん、川口春奈さん、飯豊まりえさん、清原果耶さんや横浜流星さんなど今を代表する超人気の役者が多くいらっしゃいます。
特に所属している事務所レプロエンタテイメントの先輩である新垣結衣さんは憧れの女性として挙げており、“第二のガッキー”と評されたこともあります。
プロフィールではモデルで女優の順番になっていますが、18歳にして数々の映画やテレビドラマなどに出演しており、女優としても活躍されています。
出演作品
映画
- 幼な子われらに生まれ(2017年8月26日、ファントム・フィルム、三島有紀子監督) – 薫 役
- 志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2018年7月14日、ビターズ・エンド、湯浅弘章監督) – 大島志乃 役
- 無限ファンデーション(2018年11月17日〈MOOSIC LAB 2018〉、大崎章監督) – 未来 役
- 21世紀の女の子「愛はどこにも消えない」(2019年2月8日、ABCライツビジネス、松本花奈監督)
- 居眠り磐音(2019年5月17日、松竹、本木克英監督) – 坂崎伊代 役
- もみの家(2020年3月20日、富山県では先行公開、坂本欣弘監督) – 本田彩花 役
- 太陽は動かない(2021年3月5日公開予定、ワーナー・ブラザース映画、羽住英一郎監督) – 菊池詩織 役
ドラマ
- ココア(2019年1月4日、フジテレビ、第30回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞作) – 黒崎灯 役
- 信州発地域ドラマ「ピンぼけの家族」(2020年3月4日、NHK BSプレミアム) – ヒロイン・宮下陽菜 役
- これっきりサマー(2020年8月17日 – 8月21日、全5話、NHK総合〈関西地域限定〉) – 水守香 役
- うつ病九段(2020年11月下旬、NHK BSプレミアム) – 春香 役
- 六畳間のピアノマン 最終話(2021年2月27日、NHK総合) – 有村美咲 役
- 大河ドラマ 鎌倉殿の13人(2022年1月 – 、NHK) – 大姫 役
ミュージックビデオ
- レベッカ「恋に堕ちたら」(2017年11月1日、監督・行定勲) – 主
- B’z「マジェスティック」
- sumika「エンドロール」(2020年)
CM
- 江崎グリコ ポッキー
「何本分話そうかな・デビュー篇」(2018年9月4日 – )
「何本分話そうかな バレンタイン」篇(2019年1月10日 – )
「おでかけ」篇(2019年4月10日 – )
「お泊り会」篇(2019年8月30日)
キリンビバレッジ 午後の紅茶
「紅茶派宣言 ありのままの私」篇(2019年6月17日 – )
「わたしらしいって、最強だ。夏」篇(2019年7月11日 – )
「世界で、いちばん、あったかい。冬 親子の絆」篇(2019年12月2日 – ) - SoftBank
「青春放題」篇(2019年12月6日 – )
雑誌
- nicola(2014年10月号 – 2019年、新潮社) – 専属モデル
女優デビュー作品『幼な子われらに生まれ』
南沙良さんが女優デビューした最初の作品は重松清原作の三島有紀子監督がメガホンをとった『幼な子われらに生まれ』です。
この作品は第41回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞、第42回報知映画賞で監督賞を受賞しています。
南沙良さんが演じたのは浅野忠信さん演じる主人公の義理の娘、薫役で思春期の少女の感情を見事に演じています。
第60回ブリーリボン賞新人賞にノミネートされましたが惜しくも受賞することは叶いませんでした。
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代表作『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で初主演
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』は2018年に公開された湯浅弘章監督の長編商業映画で原作は押見修造さんの漫画です。
この作品で南沙良さんは吃音症の女子高校生役を演じ、ダブル主演の蒔田彩珠(まきたあじゅ)さんとともに第43回報知映画賞新人賞、第33回高崎映画祭最優秀新人女優賞を、南沙良さん単独で第61回ブルーリボン賞新人賞、第28回日本映画批評家大賞新人女優賞(小森和子賞)を受賞しました。
以後、フジテレビ系ドラマ『ココア』にもテレビ初出演、初主演を果し、2019年5月には映画『居眠り磐音』で時代劇にも出演しています。
そして2022年の大河ドラマへの出演も決定しました。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」大姫役
冒頭でもお話した通り、小栗旬さん主演の鎌倉時代を舞台にした時代劇で、南沙良さん演じる大姫(おおひめ)は小池栄子さん演じる北条政子の娘です。
史実による大姫は6歳のときに父頼朝と対立した源義仲との和睦のため、義仲の嫡男である義高と婚約しますが、その後義高が処刑されたことで心を病み、20歳でこの世を去るという悲しい人生を送りました。
大河ドラマではどこまで大姫のシーンが描かれるのかわかりませんが、南沙良さんがどのようなお芝居を見せてくれるのか楽しみです。
南沙良さんのコメント
https://twitter.com/nhk_kamakura13/status/1328566690800656384
「今回、大姫を演じさせていただくこととなりました。錚々たるキャストの皆様とご一緒できることに、とても感謝しています。過酷な運命を辿った大姫ですが、これから演じていく中で私の中に出来上がる大姫が、どのように仕上がるのか、不安よりも期待の方が大きくなっています。歴史はひとつでも、その時代を生き、駆け抜けた大姫の物語に正解はなく、演じる物語は未来の私の一部になると思います。今回の役を通じ、皆様にお届けする大姫を楽しんでもらえるように精一杯、演じていければと思います」
錚々(そうそう)たる役者さんの中で不安よりも期待の方が大きいと仰っているのは、素晴らしいですし、ファンの皆さんにとっては嬉しいのではないでしょうか。
難しい役どころですが、頑張ってほしいですね!
南沙良の評判
南沙良さんについてのネット上の評判についていくつか声を拾ってみました。
https://twitter.com/kisaragi_agost/status/1328629110327844864#鎌倉殿の13人 頼朝の愛娘・大姫を演じる #南沙良 さん。聞いたことない、見たこともない女優さんか と思っていたら、木皿泉脚本による短編ドラマ #これっきりサマー で岡田健史さんのお相手役として出演してて、そこでしっかり見てました。ごめんなさい。 pic.twitter.com/np3lZXR2ZW
— ひぞっこ (@musicapiccolino) November 17, 2020
おっ、大河いつも見てないけど南沙良が出るなら見たい気がする。
— 冷や奴 (@yuruhuwa_tohu) November 17, 2020
南沙良さんの評判について調べたところ、容姿もさながら演技力、お芝居の上手さについてのツイートも多かったです。
南沙良の魅力
南沙良さんの魅力についていうと、ズバリ観ている人を惹きつける力を持っていることです。もちろん、可愛い、綺麗というのはあるのですが芸能界にはそのようなモデルさん、女優さんはたくさんいらっしゃいます。
では、南沙良さんのように若くても大河ドラマに抜擢される役者さんとそうではない役者さんの違いはなにか?というと、
そのときのキャスティングのタイミングによることもありますが、やはり画面に写っているだけで感動なりなんなり、観ている人を惹きつけるなにかがあるかどうか?の違いだと思っています。
なにか惹きつけられるものを感じると思います。
私も役者ではありませんし、ただの素人なので大きなことは言えないのですが、お芝居が好きなこともあり人よりは多くの作品を観ています。
その経験から言いますと、他の演者さんとの“キャッチボール”が上手い役者さんは一般的に「演技が上手い」と言われることが多いです。
“キャッチボール”とは相手のお芝居に合わせて自然な感情を表現できるという意味で、自分だけが輝いてしまうよな一方的なお芝居はされないんです。
南沙良さんのお芝居もそういった繊細な部分をしっかり表現されるので、今後の活躍が楽しみでなりません。