【賛否両論】『りぼん』の付録が婚姻届なのはなぜ?炎上している理由

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集英社が発行する少女漫画雑誌『りぼん』8月号の付録に婚姻届が付いていることに対し、ネット上では賛否両論に分かれ、プチ炎上しています。

この記事では『りぼん』を全く知らない人のために、なぜ読者層が小中学校生の少女漫画なのに“婚姻届”というリアリティのあるものが付録として付いたのか?

またプチ炎上している理由を記したいと思います。

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目次
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なぜ付録に婚姻届が付いているのか?

結論からいうと、

リボンに連載中の結婚をテーマにした人気漫画『初×婚』(ういこん)とリクルートが発行しているウエディング情報誌『ゼクシィ』のコラボによる企画が関係しているからです。

実物を見てみるとわかりますが、“婚姻届”といっても法律的に受理できる実用性のないもので、あくまで疑似体験するための付録です。

付録にした意図に関して集英社の担当者は大人の読者層の開拓を上げています。

アニメやコミックが好きな大人はたくさんいますが、『りぼん』を購入して読んでいる大人の割は少ないです。

なぜかというと、『りぼん』の読者層は小学校・中学生の女子であり、また長年にわたってそれらの層をターゲットとしてきたため、大人が読むコミックとしては敬遠される傾向があるからです。

ただ、先ほど紹介した人気漫画『初×婚』(ういこん)は結婚をテーマにした王道の恋愛ストーリーであり、集英社の企画担当者によると読者層の広がりを感じているそうです。

そこで、ゼクシィとのコラボも関係して結婚の疑似体験ができる“婚姻届”を付録にしました。

『初×婚』ってどんな漫画?

2019年6月号から黒崎みのり先生が連載している結婚をテーマにした漫画です。

マッチングシステムによって選ばれた学生の男女が寮生活をし、3年間で最も優れた“ゴールデンカップル”に選ばれることを目指す内容です。現在3巻までコミックスが発刊されています。

賛否両論!なぜ婚姻届の付録にネットは炎上しているの?

擬似体験であればいいのではないか?という意見に対し、いくらホンモノではないにしても婚姻届を付録にするなんてヒドイ!という意見もあり、ネット上では賛否が分かれています。

実際に賛否を見て行きましょう。

肯定的な意見

 

https://twitter.com/55kragchan/status/1286962289531219968

 

https://twitter.com/Milkman59/status/1286934499683471360

婚姻届の付録に対して肯定的な意見は、別に大人がそこまで目くじら立てて、批判しなくても良いのでは?という意見に集約されると思います。

好きなクラスの男子や芸能人の名前を書いて妄想したり、単純に結婚への憧れを疑似体験できることは決して悪いことではありません。

否定的な意見

 

 

https://twitter.com/maaa_chn/status/1286926733363441665

一方、今回の件に対してネット上では様々な否定的な意見が散見されます。

  • 読者層が小中学生の少女である
  • 子どもに結婚という概念を押し付けている
  • 結婚=憧れの対象とは限らない
  • 結婚=異性が対象への違和感
  • 結婚=リア充ではない

これらの意見からわかることとして主に以下2つの論点が挙げられます。

  • 子どもが読む雑誌に“婚姻届”というリアリティにあるものを付録にすることへの疑問や反発
  • 古くからある「女性は結婚するのが幸せだ!」という前時代的な価値観への疑問や反発

小中学生の特に女の子を持つ親御さんにとって、“娘の結婚”といういずれ現実的に直面するかもしれない問題を付録とはいえ“婚姻届”という形で娘が手にすることに衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

それは自分自身が子供の頃には付録としてあり得ないものであることや、晩婚化や少子化が進んでいる中で“結婚”を勧めている風潮に嫌悪感を抱くなど理由は色々あると思います。

まとめ

今回、小中学生向けの少女漫画『りぼん』が婚姻届を付録にしたことが賛否両論大きな話題になりました。

昔は「男は仕事、女は家を守る」などという意見が主流であり、未だにそのような考えを持っている層はいます。

ですが、共働き世帯が当たり前になっている今、結婚の形態も様々であり、また結婚だけが幸せな人生でもありません。

ただ、『りぼん』で連載中の漫画『初×婚』(ういこん)の読者層の拡大という販促企画であることや実効性のある書類ではないことなど、ジェンダー論を振りかざして否定するほどのことでもないとも言えます。

昔と違い現在は結婚に関して、LGBTの問題や生涯未婚率などデリケートな問題として世間にオープンに取り上げられるテーマであるからこそ、今回のような賛否が分かれるプチ騒動になるのではないかと思います。

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