火球!習志野隕石はどこのマンションに落下?場所を特定

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2020年7月2日午前2時半過ぎに関東上空で、流れ星の中でも特に明るく光る火球が目撃されました。

そして火球が燃え尽きずに千葉県習志野市で隕石として発見されたことは記憶に新しいです。

しかし、習志野市にあるマンションの廊下や中庭に落下したというニュースまでは報道されていますが、どこのマンションに落下したかまでの具体的情報は報道されていません。

そこで、色々調べた結果ある情報源を元に落下したマンションを99%の確率で特定することができました。

この記事では「習志野隕石」と命名された隕石が落ちたマンションと場所を根拠と共に紹介します。

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目次
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マンション名はサニークレスト津田沼

ネット上の情報を見るとかなり広い範囲を特定していたり、習志野市になる実籾駅周辺ではないか?千葉工業大学構内ではないか?などいくつか手掛かりになるものがあります。

しかし、習志野隕石が落ちた場所が津田沼駅からほど近いサニークレスト津田沼であることがわかりました。

地図はこちらです。

JR津田沼駅から数分内の場所にあります。

場所を特定できた根拠

なぜ習志野隕石がサニークレスト津田沼に落下したと特定できたのか?というとこのニュースを見て気付きました。

グーグルマップと照合

いかがでしょうか、上の画像を比較してみて下さい。

分かりやすいように目立つ建物に赤丸を付けてみました。画面中央の鉄塔と左端にある鉄塔、中心にある黒っぽい建物など1つずつ位置関係を照合していくとピッタリと一致しています。

そしてマンションを真上からみた写真です。

火球はこの赤い線で囲った中庭に落下しました。

アップしたのが下写真です。

よく宇宙からこのすき間にうまく落下しましたね。

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マンション住民のコメント

マンション住民によると2階の自宅で寝ていたそうで、バーンという金属に物が当たったような音を聞き目を覚ましたそうです。

誰かが石を投げたのかと思い怖くて出なかったようですが、翌朝、共用の廊下に大きさ4㎝ほどの石が落ちているのを発見し、手すりにくぼみがあることも確認されています。

しかし、隕石だとは知らなかったため放置していたそうですが、隕石落下のニュースを知り急いで拾って千葉県立中央博物館に連絡されたとこのことです。

隕石は1階の中庭でも大きさ5㎝ほどの破片が発見され、別の階からも15個ほどの細かい破片が発見されました。

習志野隕石(1つ目)の特徴

習志野隕石の種類:普通コンドライト

発見された隕石の数・大きさ・重量など

2階共用廊下に1個 直径約4.5㎝、重さ63g 表面に黒く溶けた跡、中の岩石部分はしろっぽい

 

1階中庭に1個 直径約5㎝、重さ70g、錆びた茶色部分あり

 

その他別の階に細かい破片15個 重さ23g

 

総重量は156g

発見された市町村:千葉県習志野市

発見されたマンション名:サニークレスト津田沼

発見場所:マンション内の廊下・中庭

保管・分析場所:国立科学博物館

習志野隕石(2つ目)の特徴

実は習志野市に落下した隕石は船橋市にも落下していたことがわかっています。

こちらの隕石はサニークレスト津田沼から約1㎞離れた船橋市内で発見されアパートの屋根瓦を直撃しています。

発見された隕石の数・大きさ・重量など

95g×1個

 

73g×1個

 

5g以下の小さな破片×8個

 

総重量183g

 

表面は錆びて茶色

保管・分析場所:国立科学博物館

詳細はこちら

国内53番目に確認された隕石

国際学会で確認された隕石は6万個以上もあり世界では珍しいものではありません。

しかし、国内では今回の習志野隕石が53例目とグッと少ない貴重なものとなります。

西暦861年に福岡県直方市に落下したとされている「直方隕石」や2018年愛知県小牧市で発見された小牧隕石があります。

習志野隕石はどこから来た?3つの小惑星が有力

習志野隕石がすごい理由として以下の3つの小惑星のいずれかから来たと特定できる点です。

「2020LT1」

 

「2008WH96」

 

「2019NP1」

なぜ小惑星を特定できるのか?というと多くの地点で火球がはっきりと確認できたため、どの方向からどのような向きで大気圏に入って来たかを分析することで、軌道を特定することができたからです。

軌道は地球の内側から火星の外側にある楕円軌道で詳細な角度も判明しています。

約23500個の小惑星と比較したときこの軌道が3つの小惑星と一致しました。

習志野隕石の値段はいくら?

隕石には種類と相場があります。

隕石の約8割を占める普通コンドライトという種類は1gあたり数千円です。

今回発見された習志野隕石の中で大きいものは重さ63gと70gなので、だいたい値段の相場は6~7万円ですね。

ちたみに小惑星探査機「はやぶさ」が探査した小惑星「リュウグウ」の岩石に近い「炭素質コンドライト」は1gあたり数万円、

「月隕石」に関しては1g数十万円、「火星隕石」では1gあたり100万円ほどの価値があります。

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まとめ

2020年7月2日に強い閃光を放った火球はそのまま隕石となり千葉県習志野市のマンションに落下しました。そのためとりあえず「習志野隕石」として名付けられています。

最初に発見されたのが習志野市ですが、次に発見されたのが隣接する船橋市です。

なぜ隕石が違う場所で複数発見されたのかというと、この火球由来の隕石は隕石が分裂して広範囲に落下する隕石雨であることがわかりました。

そのため大気圏に突入したときの大きさは㎏サイズであると予測されており、まだほかにも隕石が落下している可能性が高いようです。

サニークレスト津田沼から近くにある千葉工業大学の構内でも隕石らしきものが発見されている情報もあることから、真実味を帯びます。

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