火球と地震前兆の関係性はなに?理由を徹底解説!

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火球=地震前兆と言われることがあります。

結論から言うと、現状では「火球=地震前兆」には科学的根拠は全くありません。

しかし、なぜ科学的根拠がないにもかかわらず火球が地震前兆と言われるのか?について調べました。

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目次
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なぜ火球は地震の前兆と言われるのか?

  • 地震前に起こる発光現象と似ているから
  • 火球の衝撃波が地震計で計測されることと関係?

地震前兆現象の1つが発光現象

地震前に起こる前兆現象の1つに発光現象というものがあります

以下は2008年四川大地震や2011年ニュージーランドのクライストチャーチ地震の前に、実際に空が明るく光っていたという記録があります。

なぜ発光現象が起こるのかについて、データが少なく分析困難なことからあまり研究されていなかったのですが、現在では

研究者らは地震発光現象を、垂直に近い断層等において、地面が引っ張られる際に、応力によって生じる電流を地表へ向けて解放することで発生するものだと考えている。

火球も閃光を放ち空を明るくするという共通項から発光現象と同様に地震の前兆と捉えられているのでしょう。

しかし、火球と地震前に起こると言われている発光現象とは全く別のもの。

火球と地震前兆の関係性については全くデータがありませんので、現状無関係であると言えます。

地震の前兆と言われている現象

  • 地殻変動
  • 鳴動( 音 )
  • 地磁気の異常
  • 電気抵抗の異常
  • 地電流の異常
  • 電磁放射の異常
  • 地下水の異常
  • ラドンガスの異常
  • 動物行動の異常
  • 異常気象

地殻変動は最も科学的な根拠の1つで1944年の東南海地震の数年前から土地の隆起や100日くらい前から群発地震活動があった等の記録があります。

一方、動物行動の異常は確認されていますが、こちらも科学的根拠はありません。

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火球の衝撃波は地震計で計測されることと関係?

先程も説明した通り、現状では火球と地震前兆には全く科学的根拠がありません。

それでもなぜ噂レベルで火球と地震前兆が関連付けられているのか?といえば、おそらく火球の衝撃波が地震計で計測されていることと関係しています。

火球のうち、大火球や隕石になり地表に落下した際、衝撃波が起こることがあります。

衝撃波の記録は火球の落下経路や物質の大きさを推定することができるのですが、その振動は地震計で計測されます。

地震研究所が関わっていることもあり、火球と地震に共通点があると誤解し、「火球=地震前兆」と言われていると考えられます。

現状詳細な地震予知は不可能

地震予知の現状は将来の詳細な起こる日時までは予知できません。

数年前内に震度5以内の地震が起きる等、ざっくりとした予知や毎日起こっている震度4以下の地震が起こることなどおおまかな予知のみです。

そのため、火球=地震前兆は動物の異常行動と同じく科学的根拠はありません。

まとめ

  • 地震前に起こる発光現象と似ているから
  • 火球の衝撃波が地震計で計測されることと関係?

なぜ火球が地震前兆と関係があるのかずっと気になっていた人も多いと思います。

科学的根拠もないにもかかわらず、それでも信じられているのはやはり、研究データがないため火球に神秘性を感じるからではないでしょうか。

2020年は火球が短期間で2回も観測されています。

今後もいつ火球が見られるか楽しみですね。

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